蘇鉄

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書く、導かず導かれずに

自動書記という言葉をこちらのブログ(はてなブログのトップページに掲載されていた)で初めて見た。

gachahori.hatenadiary.jp

 

へー、そういう言葉があるのか、と、この単語を知らなかったのでぐぐってみると結構スピ…な結果がヒットした。

なんとなく「思いついた言葉をそのまま記していく、プロットを立てたり推敲をしたりしない」というものだと予想して検索したし、それ自体は概ね合っていたようなのだが、なるほど、その「自分の意志によって文章を導かない」というのがいわゆるスピ……の手法として親和性があるのかもしれないと納得した。

想像してみる。そこではおそらく、筆記という行為によってもたらされた成果物が「あなたの意志ではない」という点が強調されるだろう。そこで、「あなたの意志」に代わって、深層心理やら別の存在やらによる説明の余地を生じさせる。同時にその余地とは、もちろんその“説明”をする人のつけ入る空隙でもあるのだ。うーん。

 

なんとなくコックリさんを思い浮かべた。五十音の上をコインが滑る。応えがある。それは私が導いたのではなくて。

 

ああ、でも、自分はコックリさんをやったことはない。みんなあるのだろうか。小学校の教室とかで?自分の小さい頃は、小学校中~高学年あたりが読者想定の怪談ものの本、特にシリーズものには、必ずと言っていいほどコックリさんの話が入っていたような気がするけれど、これもブームのようなものだったのだろうか。それとも今も?